ドラマスペシャル【ST警視庁科学特捜班】、2013年にドラマ化。
「通称ST(Scientific Taskforce)」と呼ばれ、現代犯罪の多様性に対応するため警視庁科学捜査研究所に設立された組織。
STメンバーは、各自の持つ非常に優秀な能力で不可解な事件を解決するストーリー。
簡単なあらすじとSTメンバーについて解説します。
主な登場人物とSTメンバーの秘密
科学特捜班(ST)
百合根 友久(ゆりね ともひさ)
STを任されたキャリアの警部。
協調性が皆無で性格的にも問題のあるSTメンバーを束ねるために四苦八苦していたが、捜査に携わるうちにSTへ愛着のようなものを持ち始める。
当初は意見や指示をしても相手にされないこともあったが、メンバーからは「キャップ」と呼ばれ、徐々に信頼されるようになる。
キャリア組ではあるが、捜査に関しては経験が皆無であることを自覚しているが、捜査一課のベテラン刑事である菊川に助けられている。
また、人を惹きつける才能のある赤城に対しては、密かに羨ましいと思っている。
赤城 左門(あかぎ さもん)
STの法医学担当。
京和大学の医学部を卒業しているが、対人恐怖症という医師としては致命的な問題を抱えていたため、法医学の道に進む。
現在は対人恐怖症を克服しているものの、その名残として女性恐怖症である。
本人は一匹狼を気取っており、事あるごとにそれを口にもするが、本人の主張に反して人を惹きつける天性の才能を持っており、STメンバーからは「リーダー」として信頼されている。
驚異的な分析力があるが、極度の対人恐怖症!?
青山 翔(あおやま しょう)
STの文書鑑定担当。
専門は筆跡鑑定、ポリグラフ、プロファイリングなど。
人間離れした美貌を持つ青年。
自分の興味をそそること以外には基本的に無関心であり、捜査にもあまり積極的ではないことが多い。
しかし、捜査が進んでくるにつれて興味が湧くと、プロファイラーならではの意見で捜査の助言をする。
口癖は「もう帰っていい?」。
雑然とした空間を好む秩序恐怖症であり、整頓された場所を嫌う過剰な潔癖症である。
趣味はクラシック音楽の鑑賞で、同じ趣味を持つ菊川とはその話題に限って意気投合する。
誰よりも優れた洞察力を持つが、極度の秩序恐怖症!?
黒崎 勇治(くろさき ゆうじ)
STの第一化学担当。
人間ガスクロ(ガスクロマトグラフィー)と呼ばれるほどに発達した嗅覚を持っており、毒物などの臭いをすぐさま嗅ぎ取れる。
さらに人間の体臭なども敏感に嗅ぎ取ることから、翠と共に「人間嘘発見器」とも呼ばれている。
極端に無口な性格で、必要最低限の事柄しか口にしない。
趣味は武道の修練(さまざまな武道・武術に精通)でありながら、先端恐怖症。
犬並みに鋭い嗅覚を持つが、極度の先端恐怖症!?
山吹 才蔵(やまぶき さいぞう)
STの第二化学担当。
警視庁に勤務してはいるが、僧籍を持った本物の僧侶でもある。
そのため、事件現場に駆けつけた際には被害者へ経を読むこともある。
僧侶ということもあって宗教全般にも詳しく、それがきっかけで事件を解決に導いたこともある。
STの中では、かなりまともな部類に入る人間で、メンバーとの関わり方に困惑する百合根をさりげなくサポートする(メンバーの一見不可解な行動や言動をさりげなくフォロー、無口な黒崎の通訳、など)。
結城 翠(ゆうき みどり)
STの物理学担当。
絶対音感と超人的に発達した聴覚を持っており、部屋の外の会話や普通の人間の可聴領域を超えた音域まで聴き取れる。
人間の心音を聴き取り、黒崎と共に「人間嘘発見器」として活躍することもある。
閉所恐怖症の影響で飛行機などでの長距離の移動は苦手であり、常に開放的で露出度の高い服を着ている(豊満な身体を大胆なほどに晒しすぎる服装のため、周囲が困惑することも多い)。
超人的な聴力だが、極度の閉所恐怖症!?
菊川 吾郎(きくかわ ごろう)
STと捜査一課との連絡係を担当する刑事。
正確にはSTではなく警視庁捜査一課の警部補だが、有事の際には基本的にSTと行動を共にし、彼らをサポートする。
見るからに叩き上げの刑事といった風貌で、当初はSTに対しても否定的だった。
しかしSTの実力が分かるにつれ、徐々に彼ら寄りの側に立場を変えていく。
クラシック音楽の鑑賞が趣味であり、同じ趣味を持つ青山とはその話題に関してのみ意気投合する。
科学捜査研究所
桜庭 大悟(さくらば だいご)
科学捜査研究所の所長、階級は警視。
精悍な雰囲気の人物で、STの創設に熱意を上げた。
三枝 俊郎(さえぐさ としろう)
桜庭の下に就く科学捜査研究所の次長、階級は警視。
公安出身で、顔は柔和でも目は常に笑っていないという印象を与える。
STの運営を任されているが、実務に関しては百合根に一任している。
あらすじ
警視庁のキャリアである百合根友久警部は、上司の三枝俊郎参事官に呼び出され「科学特捜班」通称「ST」の監督役を拝命する。
各メンバーそれぞれが非常に優秀な捜査官である一方、性格的に難を抱えており、通常の組織ではやって行けない「はみ出し者」ぞろい。
中でも優秀な法医学医師で天才的頭脳を持ちながら「対人恐怖症」を抱える赤城左門は、百合根と顔を合わせようとすらしない。
STを束ねるために、百合根は四苦八苦するが、捜査一課との連絡係である元先輩の菊川警部補からは厭味を言われ、現場の刑事たちにはあからさまに疎まれ、落胆する。
しかし、徐々に事件の捜査におけるSTの優秀さが表れるにつれ、周囲からの彼らへの接し方、ひいては組織内での彼らの評価・立場にも変化が生じていく。
エリートであるものの経験も浅くストレスに弱い百合根は、メンバーたちの変人ぶりに頭を抱える。
そんな中、日本初の無差別銃乱射事件が発生し、STに出動命令が下る。
Blu-ray & DVD 情報
赤城左門の奇妙なキャラクター「ガッキーくん」
シリーズ紹介
【TVドラマ】ST 赤と白の捜査ファイル
【劇場版】ST 赤と白の捜査ファイル
※しばらくお待ちください
配信サイト
視聴できる配信サイトは下記を!