『指定弁護士』とは、 検察が不起訴にした容疑者を、市民による「検察審査会」が2回続けて起訴すべきと判断した際に、検察官役として指定される弁護士のこと。
検察が何度も「白」と判断した事件を「黒である」と主張することは、ほぼ負け戦でしかない。
それでも、戦うことで見えてくる『真実』もある。
これは、勝ち負けの勝負ではなく、真実を明らかにする本格リーガルドラマである。
見どころ
2018年放送の「本格リーガルドラマ」。
「お前さんは本当にすごい。さすが正義の味方、指定弁護士だ」
『指定弁護士』となった京都の弁護士とバディの検察官が、事件の真相と自らの道をつかんでいく痛快サスペンスドラマになっています。
政治がらみの汚職が明確であるかかわらず、2度も不起訴処分・・・。
検察側はもう一歩の「決め手」を損じ、逮捕することができなかった。
そんな中、大物政治家の秘書が投身自殺で亡くなった。
そこに隠された黒い政治にメスを入れようと、立ち上がる「指定弁護士」。
所属事務所の反対を跳ね除け、真実を突き止めるために奔走するが・・・。
亡くなった秘書の妻に証言を頼んだのだが、断られてしまい打つ手がなくなる。
しかしある協力者のおかげで、遂に起訴することに・・・。
裁判で闇献金や政治資金の闇に切り込めるのか?
真実は明らかにされるのだろうか?
主な登場人物
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一ツ木唯 | 北川景子 |
三塚法律事務所に所属する弁護士。 指定弁護士を引き受けたことで、事務所を辞めざるを得なくなった。 自分の選択に葛藤しながらも法律に生きる人間としての自覚に目覚めていく。 |
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橘真二 | 北村一輝 | |
唯のパートナーとなる人物であるが、指定弁護士のことをあまり快く思っていない。 唯と行動を共にすることで、指定弁護士の意義を自らに問い直すことになる。 |
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一ツ木隆司 | えなりかずき | |
唯の夫であり、三塚法律事務所の法律事務アシスタント。 出世志向は全くなく、現在の仕事には満足している。 しかし、唯との間に子どもがいないことが最大の悩みである。 |
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安部忠一 | 生瀬勝久 | |
官公庁に出向していた経験などから官公庁に顔が広い。 |
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筧田吾郎 | 松重豊 |
唯の行きつけのバー「よる屋」のマスター。 | ||
神林京子 | 羽田美智子 | |
京都弁護士会所属の弁護士。 構えていた法律事務所を畳み、検査審査会の補助的な仕事に従事している。 唯を指定弁護士に引き入れた人物である。 |
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白井逸雄 | 相島一之 | |
京都地検特別刑事部の部長であり、橘の上司。 | ||
箭内光太郎 | 矢柴俊博 | |
三塚法律事務所所属の弁護士。 所長弁護士のパートナーを巡って、唯に対抗心を燃やしている。 |
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津山悟 | 正名僕蔵 | |
京都市会議員。 唯と橘の強力な味方となる。 |
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斎藤里美 | 真飛聖 | |
田金清造の秘書である斎藤益道の妻。 | ||
田金清造 | 石橋蓮司 | |
女性差別などに関する不適切な発言で世間を騒がせていた中で、不当な払い下げ疑惑が浮上したことで世間の猛反発を買っている。 |
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三塚文則 | 中村梅雀 | |
三塚法律事務所の所長弁護士(ボス弁)であり唯の上司。 唯が指定弁護士となってからは、法廷で壁となって立ちはだかる。 |
あらすじ
ワイドショーで今や国民の敵とも言うべき元法務大臣で衆議院議員である田金清造が取り上げられていた。
三塚法律事務所では、弁護士である一ツ木唯と所長弁護士(ボス弁)の三塚文則、唯の夫であり、法律事務アシスタントの一ツ木隆司や、唯に対抗心を抱いている弁護士の箭内光太郎がいた。
田金に関するニュースが世間を騒がせている中、田金が社会福祉法人「辰波福祉会」を国有地に売却した際に不当な払い下げを行ったのではとの疑惑が浮上する。
更に田金がその社会福祉法人の名誉顧問を務めていたことが発覚し、世間からは猛烈な反発が沸き起こった。
その余波を受けて大阪地検特捜部は捜査に乗り出し、田金及び田金の秘書が逮捕されるが、2人とも不起訴の処分を受ける。
京都地検特別刑事部の橘真二と特別刑事部長の白井逸雄は苦虫を嚙み潰したような表情を浮かべる。
検察にとって不名誉な報せが届く中、唯は京都弁護士会所属の弁護士である神林京子から指定弁護士の誘いを受ける。
その相手が田金であることを知った唯は、自らの手で田金を起訴することができれば弁護士としての名が上がるかもしれないと考え、指定弁護士の依頼を引き受ける。
しかし、それは唯が所属する三塚法律事務所の方針に背くものであった。
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