読売テレビ開局55周年記念のドラマ。
人間の奥底に潜む「怪物」を呼び起こし、怪物として生きるか?人間として死ぬか?
この『究極の選択』に迫られたとき、どう受け止めるのか・・・。
人間の底知れぬ「闇」を描いています。
あらすじ・見どころ
警察の中で孤立し、左遷を間近に控えている刑事・香西武雄(佐藤浩市)。
彼には忘れられない事件があった。
15年前、8歳の少女が誘拐・殺害された事件だ。
香西には、殺人現場特有の「死の匂い」を嗅ぎとる特殊な感覚を持っていた。
当時大学生だった代議士の息子・堂島昭(要潤)の部屋で、香西はその匂いを嗅いでいた。
しかし、権力の壁に阻まれ、堂島を逮捕する事が出来なかったのだ。
今や政界のホープとなった堂島がスポットライトを浴びる一方、香西は担当外である失踪人捜索を押しつけられる。
新米刑事・石川えみ(栗山千明)と共に失踪者・橋爪の足取りを追う中、訪れた最新技術を持つゴミ処理施設「日本環境循環ラボラトリ」を訪ねる。
そこで、香西は思いがけず「死の匂い」を嗅ぐ。
そこの研究所には、DNAをも溶かす「亜臨界水」の研究者・真崎亮(向井理)がいた。
真崎の不気味な佇まいと「死の匂い」から、香西は、真崎が橋爪を消したのではないかと・・・。
そんな時、香西の前に「15年前の事件の犯人を知っている」という女性・藤井寺里紗(多部未華子)が現れる。
里紗は15年前の事件直前、堂島に襲われていたことを告白。
心に傷を負いながらも必死に堂島を告発しようとしている里紗の健気な姿に、香西は失いかけていた希望を取り戻し、正義感を奮い立たせる。
里紗と協力して堂島を嵌め、堂島の口から真相を喋らせようとする香西だったが、状況は一転する。
里紗が偶発的な事故で堂島を死なせてしまうことに・・・。
何としても里紗を守りたい香西は、葛藤の末に恐ろしい手段を考えた。
それは、真崎に亜臨界水で堂島の遺体を処理させる事だった。
真崎は香西の頼みを聞き入れ、あっさりと堂島の遺体を処理してくれて安堵する香西だった。
そんな中、香西にとって最も大切な存在となっていた里紗が・・・。
香西は里紗を奪還するため、正義感と死の匂いを嗅ぐ特殊な感覚を武器に、証拠も罪悪感も残さずに次々と人間を消してきた『怪物』真崎を追いつめようとする。
だが、そこには、香西の正義感をも揺るがす、衝撃の展開が待ち受けていた!
主な登場人物
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香西武雄 | 佐藤浩市 |
港湾署の刑事。 殺人現場で「死の匂い」を感じとる特別な感覚を持つ。 |
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石川えみ | 栗山千明 |
香西と同じ課に所属する女性刑事。 | ||
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真崎亮 | 向井理 |
「日本循環環境ラボラトリ」の技術研究員。 有機物処理装置による殺人を疑われる。 |
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藤井寺里紗 | |
15年前に起きた少女誘拐殺人事件の被疑者から、当時、性的暴行を受けた女性。 | ||
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堂島昭 | 要潤 |
政界のホープ。 15年前の少女誘拐殺人事件の犯人として疑われている。 |
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杉浦充博 | 矢島健一 |
港湾署刑事課の課長、香西の上司。 |
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山本雪子 | いしのようこ |
真崎と同じマンションに住む。 夫が行方不明となり、息子と暮らしている。 |
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斉藤光彦 | 矢柴俊博 |
「日本循環環境ラボラトリ」の研究員。 |
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